第5回日本免疫不全・自己炎症学会総会・学術集会 会頭
和田 泰三
金沢大学医薬保健研究域医学系小児科 教授
この度、第5回総会・学術集会を2022年2月11日(金・祝日)、12日(土)の2日間にわたり、開催することになりました。御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンターを会場に予定しておりますが、WEBでの参加も可能なように準備を進めています。本学会は、原発性免疫不全症および自己炎症性疾患の臨床、研究に携わる関係者、300名以上の参加が見込まれており、参加者数は年々増加傾向にあります。
今回の学会では「先天性免疫異常症の多彩な世界—Expanding Spectrum of Inborn Errors of Immunity—」をテーマとしました。最近の本領域の進歩は目覚しく、責任遺伝子は400以上となり、炎症や自己免疫といった易感染性以外の表現型を中心にとるものものも増えています。携わる研究者、医療者は幅広く、内科をはじめとする成人科と小児科との連携、また臨床と基礎との連携が求められています。本学会が最新の知見、情報交換の場となり、
先天性免疫異常症の病因病態の解明、新規治療法の開発、患者QOLの改善につながればと願っております。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。